「2022上演8」福島県立あさか開成高等学校『いとしのレイラ』2024/7/14援助交際グループに入っている女子高校生レイラが、同じ学校の男子に、お金を払うから友達になってほしいと頼まれる話。コロナ禍の影響で大阪大会では映像参加。「援助交際」という言葉を久しぶりに聞いた。露悪的な女子グループ描写は「女子同士はギスギスするもの」とか「女の敵は女」という古めのテンプレ表現に見えるので、どういう風に受け止めればいいのかよくわからない。ヤンキー漫画を見るような感覚で見ればいいんだろうか。高校演劇の往年の名作とされる『チェンジ・ザ・ワールド』のオマージュ的な作品らしい。※登場人物の行動や、エピソードのつなぎかたにちょいちょい違和感がある。同世代の高校生が見たら、ちゃんと受け止められるものなのかな。盗んだお金を受け取...福島県立あさか開成高等学校『いとしのレイラ』
きみ、すごいらしいな。 pic.twitter.com/s7745Ksplj— 伊藤裕一 (@McGuffin_11) May 5, 2024 ホットケ…
作新学院高等学校『Passion』2024/7/14男女2グループが一緒に修学旅行の計画を立てているうちに、女性が直面する社会的な負荷があらわになっていく話。序盤の会話。ありがちな言葉選びが少なく、内容はどうでもいいのに聞き続けられる。世の中の男性から女子高校生がどう見えているのか、直接的に語られている。短い時間でエピソードを詰め込み過ぎな感じもするけど、個人ではなくて、社会を描こうとすると必要なのかもしれない。だいぶん物事をわかっていなさそうな彼は、姉の存在がなかったら、一生こういう問題に気づくことはなかっただろうし、実際そういう人は多いんだと思う。なので、設定上の都合の良さは感じるものの、「いつかわかりあえる」という希望を語るのも、あるべき立ち位置ではある。高校演劇だと展開上の都合で使われがちな恋愛の...作新学院高等学校『Passion』
映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、刺激的な謎をちりばめて紡ぐミステリー。天才鑑定士が姿を見せない女性からの謎めいた鑑定…
「2022上演6」星稜高等学校『神様の放送室』2024/7/1放送法の理想を掲げて一人校内放送を続ける放送部員のもとに、有能で訳ありの生徒が入部する話。社会問題を学校生活に置き換える手法で、本作品は放送法の話。コンセプトがはっきりしていて見やすい。加えて、抽象表現も取り入れ、演劇として、うまく題材を表現しようとする意思を感じる。高校生活のフィルターをひとつ挟むだけで、政治と放送の関係を直接的に風刺している。普遍性のあるテーマなので、時代を問わず長く上演される可能性がある戯曲。本作は友情を着地として気持ちよく終わるんだけど、本当に現実に対して誠実に作ろうと思ったら、映画の『新聞記者』みたいな薄気味悪いラストにしかなりえないのが悲しい。現実に負けっぱなしの大人には作れない作品とも言える。客席から頻繁に手拍子が...星稜高等学校『神様の放送室』
今回のパンは、みんなニコニコしてますね。 記念すべき30件目のお店はこちら!! 手作りパン ウィーンの森 パンのお取り寄せ・通販サイト「rebake(リ…
「演劇・ダンスブログ」 カテゴリー一覧(参加人数順)