脚本・演出、童話創作の傍ら、音楽劇の制作に取り組む佐野語郎の活動紹介~作・演出に『全体演劇 わがジャンヌ、わがお七』ほか。出版に『ほしのこ ピッカル』『雪女とオフィーリア、そしてクローディアス 東京ミニオペラカンパニーの挑戦』ほか。
九州地方が梅雨入りしました。雨が降ると劇場に運ぶ足も重くなりがちですが、迎える作り手の方々の気づかいや負荷はもっと大変なことでしょう。どちらも心身守られて、最初から最後まで無事に幕が開きますように。*初夏の新派祭公式サイトはこちら三越劇場一、久保田万太郎作成瀬芳一演出『螢』・・・これまでの本作観劇の記録は、2003年冬の文学座勉強会(blog記事無し)、2016年夏文学座自主公演、2017年春劇団朋友リーディング公演、2020年秋座☆吉祥天女公演。このたび「とき」と「しげ」を一人の俳優(河合雪之丞)が二役でつとめる新派型を初めて観劇することになる。二、喜劇『お江戸みやげ』・・・歌舞伎座で中村時蔵がお辻を演じた舞台は、しみじみと味わい深いものであった(こちらもblog記事は無いが、因幡屋通信61号のトピック...2024年6月の観劇と俳句の予定
北海道余市紅志高校『被服室の変』2024/7/25学校祭準備中、課題作成に取り組む男子生徒と、脚本を書きたい演劇部の女子生徒が、たまたま同じ部屋を割り当てられて、世間話を始める話。知り合いの男女ではあるが、恋人ではないし、恋人になりそうもない、友達ですらない、お互いに対してそこまで関心の無い者同士の気の抜けた世間話が楽しい。女子のほうの、プロの俳優だったら逆にできないような、独特のイントネーションもだんだんクセになってくる。舞台上で実際にカタカタとミシンを操作している様子が斬新。男子が延々と服飾の課題をやっていることで、どういう方向の話かはわかる。無意識の差別表現や、おそろしくへたくそな寸劇(でもシュールでちょっと笑った)で不和がウヤムヤになっていく様子に不快感がなく、シンプルでスマートにまとめられていた...北海道余市紅志高校『被服室の変』
僕の印象です。 今、サスペンスを書いています。 そのインプットに色々な映画やドラマも観ているのですが、検索して出てくるのが、u-nextに入っていることが多い…
埼玉県立芸術総合高等学校『Midnight Girlfriend』
2023上演④埼玉県立芸術総合高等学校「MidnightGirlfriend」2024/7/24中世の貴族風の男女が、幾多のすれ違い、障害を乗り越え、恋を成就させる話。例によって録音環境の影響か聞き取れないセリフ多く、細かいことはわからない。いきなりロミジュリ風のバルコニーが出てきてびっくりする。象徴的な場所、ドア、廊下、高級そうに見えるソファと椅子。デザインだけではなく、演劇としての機能性も高い舞台美術。加えて他校と一線を画する衣装の作りこみ。だてに校名に「芸術総合」をうたっていない。演技はだいぶん様式的で、型にはまった演技は好き嫌いのわかれるところだけど、演技の質だけでもしっかり作品の世界観が構築できているのは大きい。演者からも様式をつかいこなしてやろうという意思を感じるし、良い意味で個性の範囲だと思...埼玉県立芸術総合高等学校『MidnightGirlfriend』
ついに来てしまいました、この日が。 間引き。 この中から、1本選ばねばなりません。 でも、なんか僕の中で、植物って割と一つの種(しゅ)で一つの人格的なイメー…
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