こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 シチリア王レオンティーズは妻のハーマイオニと親友のボヘミア王ポリクシニーズの不義を疑い嫉妬に狂う。しかし侍女のポーライナから王妃の死の知らせが届き、後悔と悲嘆にくれる。時は移り、十六年後一同は再会、驚くべき真実が明かされる。人間の再生と和解をテーマにしたシェイクスピア晩年の代表的ロマンス劇。 本作『冬物語』は、シェイクスピアが後期に生み出した「ロマンス劇」四作のうちの一つです。絶え間ない悲劇の三つの幕と、それらを修復する喜劇の二幕で構成されています。メタシアター的に綴られる舞台には、展開される愛憎だけではなく、「観客の信じる力」などを求める挑…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 『十二夜』(Twelfth Night, or What You Will 十二夜、もしくはお望みのもの)は1600-1601年ごろに執筆されたと見られており、『ハムレット』の前、つまり「悲劇時代」の直前であり、「喜劇時代」の締め括りの作品となっています。また、『空騒ぎ』『お気に召すまま』と並んで三大喜劇と言われることもあります。 題名に付けられた「十二夜」とはカトリックにおける公現祭(エピファニー)を示します。12月25日の降誕祭(クリスマス)から12日目にあたる1月6日、または1月2日から8日の間の日曜日に行われ、すべてのキリスト教会で共…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 青年貴族クローディオーと知事の娘ヒーローのめでたい婚礼の前夜、彼女に横恋慕するドン・ジョンの奸計から大騒動がまきおこる『空騒ぎ』。 貴族レオナートーは美しき娘ヒーローと、才気煥発な姪ベアトリス、そしてその父であり自身の兄であるアントーニオーと、メッシーナに在る城に住んでいました。彼の親友ドン・ペドローが、二人の若き貴族クローディオーとベネディックを引き連れて戦争より帰ってくるため、迎えの準備をします。その一行にはドン・ペドローの腹違いの弟ドン・ジョンもいました。ベアトリスとベネディックは見知りの口喧嘩仲間で、早速話に花が咲きますが、その傍らで…
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