脚本・演出、童話創作の傍ら、音楽劇の制作に取り組む佐野語郎の活動紹介~作・演出に『全体演劇 わがジャンヌ、わがお七』ほか。出版に『ほしのこ ピッカル』『雪女とオフィーリア、そしてクローディアス 東京ミニオペラカンパニーの挑戦』ほか。
皆様のお陰で、本日41歳になることができました! ありがとうございます!! 身体に気を付けて、だけども、手は抜かず。 41歳も、一生懸命駆け抜けちゃおうと思…
ジョン・M・チュウ監督『ウィキッド ふたりの魔女』(2回目)
2025/3/22・2回目。今回も字幕版だけど、声出しOK上映。・シングアロング仕様。歌唱シーンになると英語歌詞が表示され、歌の進行にあわせて該当部分がキラキラする。・歌詞の日本語訳は出てこないので、すでに歌を聴き込んでいる人や、一度は別ver.で見た人向け。・歌詞は長くないので事前に調べておくべきだった。・本仕様にあわせて、開演前に、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデによる特別映像。エルファバじゃない時はこんな感じなんだと少し得した気になる。・アトロクの映画時評を聞いて、1939年の『オズの魔法使』も見たので、少し落ち着いて見ることができた。・発声OKと言っても、一緒に唄うような雰囲気の曲でも映画でもないのでほぼ普通の映画として見る。・序盤、エルファバが崖のふちまで出てきて歌ったところで客席から最初...ジョン・M・チュウ監督『ウィキッドふたりの魔女』(2回目)
罪と罰(下)(新潮文庫)ドストエフスキー新潮社2025/3/21ラスコをはやく逮捕してあげてほしい。本人が苦しいのは自業自得なんだけど、真相を知らず、わけもわからず彼に振り回される人たちがかわいそうだ。このパートではまずソーニャが被害を受ける。いきなりやってきて聖書を読めと言ったり、人の信仰や人生にダメだししたり、「大きなお世話だ」ということしか言っていない。急に「きみに頭をさげたんじゃない、人類すべての苦悩に頭を下げたんだ(下82)」とか、大した親しくもない人に言われたら怖い。金を渡したことが暗に効いている。頼まれると断れない。本作に出てくる登場人物のほとんどが、有害な男性性にとらわれている。調べてないけど、そういうのと『罪と罰』の関連する論文は山ほどありそう。次にポルフィーリイのところに出向く。自首し...ドストエフスキー『罪と罰(下)』(80~110p)
罪と罰〈下〉(新潮文庫)ドストエフスキー新潮社2025/3/25マルメの妻カテリーナと家主のアマリアの口論が続く。この二人、一緒に葬式の運営をしていたのに何でこんな仲たがいしているのかよくわからない。故人と子供と来客の前でいったい何やってるんだ。唐突にアマリアの父称の話題になる。イワーノヴナかリュドヴィーゴブナなのかはっきりしないらしい。本人はアマリ・イワンだと言う。フョードロヴナやリッペヴェフゼフはどこにいったのか。メモを間違えたのか。ルージンが突然ソーニャを呼び出した意味がわからなかったが、彼の策略だったことが判明する。姑息。この雑な作戦が通るんじゃないかと思ってしまうところが残念。今までも理不尽なことを言って強引に通した経験があるんだろう。ラスコがかっこよくソーニャを助けるシーンではあるけど、そもそ...ドストエフスキー『罪と罰(下)』(200~230p)
中村元『みんなが知りたい水族館の疑問50 イルカは楽しんでショーをしているか? 水槽が割れることはないのか?』
みんなが知りたい水族館の疑問50イルカは楽しんでショーをしているか?水槽が割れることはないのか?(...中村元SBクリエイティブ2025/3/21水族館プロデューサーの著者が、水族館に関する素朴な疑問に答える本。水族館の水槽は割れないのか、どうしてシャチは人を襲わないのか、という本当に素朴なところから、水族館の水はどこからどうやって運んでくるのかという言われてみれば一筋縄ではいかなそうなところまで、色々ひとつまみずつ紹介されている。動物園のように種類ごとではなく、地域ごとに展示されているというのは言われるまで意識してなかった。海獣ショーのくだりで餌のことを代償とか賄賂とか言っていたり(報酬でよいのでは)、ちょっと筆者の言葉選びが独特な感じはあるけど、読み始めると止まらない興味深い話題が収録されている。イル...中村元『みんなが知りたい水族館の疑問50イルカは楽しんでショーをしているか?水槽が割れることはないのか?』
全国行脚もいよいよ終盤。 今回は、愛媛県のCOPANさんのロスパン。 COPAN パンのお取り寄せ・通販サイト「rebake(リベイク)」rebakeは、…
罪と罰(下)(新潮文庫)ドストエフスキー新潮社2025/3/23妹の婚約者(元かも)のルージンと、彼が後見人となっているレベジャーニコフの会話。この人、ずいぶん前に出てきたのですっかり忘れていた。ソーネチカを侮辱してカテリーナを殴ったとメモにある。酷い。そのレベジャーニコフが迷惑系インフルエンサーみたいなことを言い出している。あの女のほうから飛びかかってきた、自分はちょっと押しただけ、あいつらは最初は怒るだろうが後に利益をもたらしたことに気づくはずだ、とかSNSでよく見る残念な人のような言い回しで自己弁護をはかっている。残念男性は古今東西似たような発想になる。今だったらすぐ男女平等パンチとか言い出しそう。目くそ鼻くその二人の会話が長い。それはともかく、とかく男が突飛なことを言いがちな話なので、三人称「彼」...ドストエフスキー『罪と罰(下)』(140~170p)
今まで、海外のアニメーションは、【おバカ系】しか観ていなかったように思います。 なんと愚かな。 本作は、とてつもなくショッキングなサムネイルに目を奪われ、…
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