脚本・演出、童話創作の傍ら、音楽劇の制作に取り組む佐野語郎の活動紹介~作・演出に『全体演劇 わがジャンヌ、わがお七』ほか。出版に『ほしのこ ピッカル』『雪女とオフィーリア、そしてクローディアス 東京ミニオペラカンパニーの挑戦』ほか。
マツコ・デラックスが日本のカルチャーを体験して感じることは?「マツコ、リアルする」地上波放送&世界配信2025年1月4日(土)よる7時~8時54分 日本テレ…
ダダ・センプチータ『(全景映像)海に流れるぼんやりの記憶』(観劇三昧)2025/5/9ペットの亡骸を抱えて海にやってきた二人がぎくしゃくした会話をする話。4分の掌編。ペットの亡骸は、二人が幸せだった頃の象徴と言えるのかもしれない。亡骸を海に流せば二人の関係性は終わるんだろうけど、流すところまでは見せない。もう死んだペットが生き返ることはないのに、それでも躊躇しているのは、合理的に割り切れない男女の関係と重なる。ただ、付き合うにしても別れるにしても、お互いそんなに執着はなさそうな会話。ペットの水葬自体はやりようがあるけど、死体をそのまま抱えてきたようだから不法投棄になりかねない。この二人はちゃんと調べてないっぽいし、実際そうなのかな。二人の関係はどうしてこんなに冷え切っているんだろうとか、なんで海に流そうと...ダダ・センプチータ『海に流れるぼんやりの記憶』
麻酔から覚めた、ベッドの上で、なんか足元でぷしゅーぷしゅー言ってるヤツがいました。 エアでふくらはぎを圧迫してマッサージするヤツ。 すっげー気持ち良かったんで…
DevonAvery『1分間タイムマシン』(SAMANSA)2025/5/10タイムマシンを発明した男が、公園にいる女性を口説くため、何度も時間を戻してチャレンジを繰り返す話。場所は公園のベンチ、目的はナンパという、舞台装置も登場人物の動機もごくシンプル。好みの女性がいたから仲良くなりたいだけ。ただ、いくら5分の話と言っても、単に女性を口説いて終わりということはない。途中から時間を戻すことに関する秘密が明らかになる。その秘密もそのあとの展開にしてもそこまで斬新な感じはしないけど、テンポの良さで押し切っている。彼はタイムマシンをずっと両手で抱えていて、ボタンを押せばいつでも時間を戻すことができる。ポンポン押すとポンポン戻る。ナンパから肉体関係まで進展が早い。なんでこの人たちはこんなにガッついているのかはよく...DevonAvery『1分間タイムマシン』
もしかしたら、この動画すら、ネタバレになっちゃうかもしれない。 このナレーションのように、手紙形式で進んでいく物語ではありません。 だから、漫画を読んだ後…
Dane Clark & Linsey Stewart『ロングブランチの街角で』
『ロングブランチの街角で』(SAMANSA)2025/5/8若い女がワンナイトラブを決め込もうと男と出会うが、思いのほか彼の家が遠かった話。やろうと思えばもう少し極端にできただろうに、そこまでは遠くない。わりと現実にありうるかもしれないという範囲。今なら何やってるんだとは思うけど、彼らがおかしいと言えるほど、若い頃の自分が合理的に生きてきたかと言われると自信がない。そういう意味で、人生のテンプレというか、本作に描かれているようなおかしな行動は実生活でたくさんありそう。倫理的にはちょっと問題があるし、人に話すほど大したエピソードではないからみんな言わないだけで。愛や恋より性欲を上位に置くことで生まれる感覚のズレが楽しい。たぶん彼女が求めていたのは性欲でもないんだけど。少しだけ雪のなかバスが走るシーンが映る。...DaneClark&LinseyStewart『ロングブランチの街角で』
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