脚本・演出、童話創作の傍ら、音楽劇の制作に取り組む佐野語郎の活動紹介~作・演出に『全体演劇 わがジャンヌ、わがお七』ほか。出版に『ほしのこ ピッカル』『雪女とオフィーリア、そしてクローディアス 東京ミニオペラカンパニーの挑戦』ほか。
新国立劇場『デカローグ 1-10 愛と人生の十篇の物語』よりAプロ、Bプロ
*クシシュトフ・キェシロフスキ/クシュシュトフ・ピェシェヴィチ原作久山宏一翻訳須貝英上演台本小川絵梨子/上村聡史演出公式サイトはこちら新国立劇場小劇場プログラムA∔Bは5月6日終了映画は90年代に公開されたとき、全作観ている。(2021年デジタル・リマスター版公開時の公式サイト)。何かに取り憑かれたかのような気持ちだった。それが舞台化されるとは!本作は旧約聖書の「モーセの十戒」、神がエジプトの支配から脱出した民へ与えた10の戒めがモチーフになっている。公演パンフレットには、翻訳をつとめた久山宏一による映画の成立と十戒の構造についての詳しい寄稿が掲載されている。映画には1話ごとに十戒の文言が添えられているが、今回の舞台にはそれがない。創作側の意図のひとつであろうか。映画は神の戒めに沿って、10の物語を生きる...新国立劇場『デカローグ1-10愛と人生の十篇の物語』よりAプロ、Bプロ
貧困はいつの時代にもあるが、経済的困窮と心の貧しさは一体のものではない。(前述の通り)目指すものや自分のなすべきことのために<おでん種を売り歩いたり><質屋に住み込み奉公をしたりする>青年、彼らに理解を示し手を差し伸べる周囲の大人、そこには心の豊かさがあった。なぜか。米軍による空襲・無差別攻撃によって焦土と化した国土。敗戦がもたらした<衣食住>という生きる基盤の確保に必死だった時代。「ゼロからのスタート」は国民全体が共有していた状況だった。だからこそ、「痛み」を分かち合い、希望を明日に託す思いが漲(みなぎ)っていたのだ。敗戦から10年ほど経つと、朝鮮戦争による軍需景気をきっかけに経済復興期を迎え、ラジオに加えてテレビ放送が各家庭に浸透していった。やがて年末の国民的行事ともなった「NHK紅白歌合戦」が定着す...「痛み」のことばが「歌」を生む⑵
2024/5/19・2016年のアヴィニョン演劇祭で上演された、15国籍23人のダンサーとミュージシャンによるパフォーマンス。・女性の一人語りから始まる。AIのような無機質な語り口で言語としての身振りについて語る。手話のようにも見えるがだんだん複雑化していって、人間として見るには不自然な機械的な動きになっていく。・次に登場人物が集まってきて同じように動くんだけど、見た目も服装もバラバラで、同調性は強調せずに、同じ振り付けで動くことで違う部分をわかりやすく見せている感じ。・多国籍の演者たちが言葉、踊り、歌、それぞれの異なる見せ方で小さなシーンを作って、それらを組み合わせて構成している。・こういう作品だと、全体に対して今がどれくらいなのかわかりにくいので、どんなに高度なことをやっていても長く感じてしまいがち。...『バベル7.16』
木に火をつけて落ち着くヤツを貰いました。 NY周辺のサステナブルに感度の高い人々から、今注目を集めているらしいです。 具体的にはどういうことなんだろう? し…
DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~2nd ROUND」
2024/5/17・最初の3WAY、中盤からどんどんテンポが上がっていき、最終的には平田一喜の高速タップでフィニッシュ。・あのタップが許される選手ってなかなかいないような。・飯野雄基のセクシーエルボー不発の流れも、頭で考えると不自然なところがたくさんあるんだけど、動きのテンポ感でちょうど良い加減になっている。絶妙。・中村圭吾人気で相対的にヒールっぽくなってしまった上野勇希。実際、あんまりヒールっぽい動きが似合わない。反面、勝俣瞬馬はうまくハマっていた。・サウナカミーナはサウナでつながっているユニットだから、チーム内にベビーとヒールが共存していてもおかしくないのかもしれない。・ピンポイントで蛇界入りしたHARASHIMA。・あんまりこういうことするイメージ無かったけど、たぶん彼なりの蛇界的なムーブが徹底して...DDT「KINGOFDDT~20thAnniversary~2ndROUND」
この映画は、大泉さんの映画だ!! と言いたい。 俳優としては。 凄いですね。 大泉さんのよさが存分に発揮されつつ、彼がこのキャラクターを深めている。 彼に…
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